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2014年11月12日 (水)

約1年ぶりに山歩き

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*過去に同じタイトルの記事があったので、タイトルを訂正しました
今朝、四国新聞を読んでいると、 「新屋島水族館閉鎖へ 来年にも、改修に限界」の記事が出ていました。

「屋島山上で運営する新屋島水族館を2015年にも閉鎖すると明らかにしています。開館から45年が経過しているが、改築などに関する規制が厳しい国立公園内にあることから抜本的な改修ができないとして継続を断念した」

とあります。2006年にリニューアルオープンしてから8年しか経っていないのですが、まさか来年にも閉館してしまうとは・・・

今日はお休みなので釣りをする予定だったのに、昼前から荒れた天候になる予報が出てしまったので釣りは諦めて、さらに水族館閉鎖に驚いた事もあり先日の休日にできなかった屋島山上の山歩きをする事にしました。

屋島ドライブウェイ 山上駐車場から歩き始めますが、何時もは北に向かって歩くはずなのに今回はちょっと寄り道を・・・

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屋島ケーブル山上駅に向かいます。山上駅と言っても、10年前に運行を休止したままなので、廃墟になっているはずなんですが・・・

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南方向に10分ほど歩いていたら・・・見えてきました。

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何とも不思議な姿をした駅舎?です。昭和初期の頃の建物に見えなくもないですが・・・

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ちょうどこの場所だけ時間が止まっているようでした。屋島ケーブル再開へ向けて署名活動も行われていたようですが、運行再開はなかなか難しいようです。

この後で西向きの展望台に行こうと思ったのですが、何故か道を間違えて東廻りに歩いてしまい・・・

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大きな廃墟が見えてきました。石碑の側には「甚五郎」と書かれた看板が残っていました。

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碑主 石森延男(1897~1987) 

所在地
屋島東町1831-5(屋島山頂談古嶺の旧ホテル「甚五郎」玄関横)

碑文
「ある明月の夜 教え子たちと この山にのぼる きみたちも 虫も歌って 月はるか あれから四十余年 思い出をこめて ゆかりの人たち この碑を建てる」

昭和41年秋

備考
札幌市出身。教育者・児童文学作家。
大正13年8月~15年3月まで高松師範学校で教師をしていた。この教育文学碑は、当時の教え子だった生徒たちが「石森先生の思い出」という作文集を発行して石森に贈る際、ともに建てられたもの。
宮脇町に住んでいた石森は、栗林公園にもよく訪れたと随筆を残している。
(高松市公式ホームページから引用)

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ちょうどここから東向きはこの通りに素晴らしい展望なので、月見には最高の場所です。碑文を読んでいたら、現在のこの寂しい状況と相まって、何とも例えようのない気持ちになってしまいました・・・(-_-)

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最近の写真撮影と山歩きでこの屋島に2~3回来ていた事は除いて、1970年代に2回だけ屋島に来ていた記憶が残っているのですが、(多分75年に父方の親類と観光、77年にバスで水族館へ遠足)もう記憶が曖昧ですね。

当時のレストランや観光施設、旅館などは軒並み廃墟となってしまい、近年かなり取り壊されてしまったので見る影もありません。でも、自宅で保存しているアルバムの中には当時の写真が残っていると思うので、何だか探してみたくなりました・・・

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虚しいような、寂しいような何とも形容しがたい思いを引きずりながら、談古嶺を通って北嶺に向かいます。北嶺の先端にある遊鶴亭という展望台までは良く整備された遊歩道があるのですが、今回は違うルートで・・・

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右の方を進むと・・・

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ここはまだ歩きやすいです。でもこの先が・・・(^^;)

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こんな道になりました。足下注意の立て札がありますし、右側は絶壁です・・・

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ちょっと怖いのですが、大きな岩の上に立って撮影。

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もっと紅葉が進むと綺麗だと思いますが、その時の撮影はもう遠慮したいような・・・(^-^;

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この先が難所続きでした。落石防止のネットを被せてありますが、この向こうはほぼ垂直に切り立った絶壁でした。左側も傾斜がきつくて降りることはできません。尖ったような尾根の上を時々這うようにしながら進み・・・

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200mほど進んでやっと元の遊歩道に・・・
ここを通る方は結構居るようなのですが、あんまりオススメではないかな?(^_^;
私の感覚では、立ち入り禁止になっていないのがちょっと不思議なくらいでした。

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また脇道があったので、今度もそちらへ進んでみます。

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今度は危ない尾根道ではないみたい。ホッとしながらそのまま進むと大きな公園に行き当たり、モミジが紅葉していたので休憩した後でしばらく撮影・・・

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台風の影響だと思いますが、やや傷んだ葉が結構ありました。まだ緑の葉も残っていますが、あと1週間くらいで見頃になりそうな感じでした。

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今日は風が相当強くて、場所によってはこんな感じに落ち葉が舞っていました・・・

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北嶺の先端に近くなり、木漏れ日が差し込むようになって明るくなったのですが、ここで気が付きました。「あれ?結構霞んでる・・・」

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午後3時半に、遊鶴亭にやっと到着です。でも、この時点で撮影は諦めました(笑)

今日は朝のうちからやや霞んだ空でしたが、山歩きに夢中で、午後から急に酷くなって視界がかなり悪くなった事には気が付いていませんでした。風景を撮る時は、天体写真と同様にPM2.5の予報を見なくてはいけないと思っているのですが、今回は完全にそれを忘れていました。

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普段ならこの方向に小豆島がよく見えるはずですが、全く見えません・・・

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高松市内もこの通りで、これは酷い(笑)
ここからの撮影は、お気に入りの場所なので最後に残したつもりだったんですが・・・

まぁいいや。また今度です・・・(^_^;

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